合い言葉は「いい酒はいい人を結びます」
ビジネスコネクトふじのみやで、決済種別拡充に伴うレジカウンターの拡張のため、経営力向上計画補助金の申請をサポート
- 酒舗よこぜき
- 業種:小売業
- 創業:1975年
全国の美味しいお酒をご提供しています
私たちはお酒の専門店として、接客・電話対応・出荷業務・倉庫業務、飲食店さんへの酒メニューの提案や企画などが主な業務です。
販売するお酒はあくまでも自分たちが味をみて選んだもの。静岡のお酒を軸足にしつつ、余りそこにこだわらずに全国の美味しいお酒をご提供できるように心掛けています。
この業態の一番の要となる部分なので、お酒については常にアンテナを張るようにしています。初めて目にするお酒もそうですし、既存のお酒でも最近の動向などを確認するようにしています。「美味しければなんでも良い」というわけではなく、作っている方の人柄や経営方針など、お互いに全部わかったうえでお取引をしています。
富士宮は都会ではないですけれども、地形の面では非常にいい土地柄で、東京・名古屋、もっというとそこから先のお客さん、どこからも引っ張ってきやすい。何より静岡のお酒は全国的に見ても味が良いという評価を頂いておりますので、恵まれた場所で商売が出来ていると感じています。
強みは接客力
もう一つ私たちが強みとして感じているところは、接客です。
私たちのような専門店は、メーカーが運営している直営店とは違って、自分たちが良いと感じたものを集めて販売しています。そのためお客様の種類も様々です。お酒に詳しい人もいれば、初めて入ってくる人もいます。
そのどちらにも目線を合わせて対応・提案ができるような接客力が持ち味だと思っています。
働いてくれている方たちもお酒に興味があって入社してくれた方たちですし、定期的に勉強会を開いたりしてお酒の味を言葉に置き換えて説明するような表現方法を訓練して身に付けています。私自身も、企業のレクリエーションなどで「お酒の勉強会」があると、招かれて講師をやったりもします。
初めての補助金申請で見えてきたこと
もとをたどると、まずクレジットカード決済やバーコード決済を導入したいと考えたんですが、そういう決済方法は現金と比べて手間取ってしまう方がいたり、反応しなくてエラーになったりといったことがゼロではなく、そうするとお会計で並ぶ他のお客さんの事も考える必要があったんです。なのでレジを増やすことを考えました。そしてそのためのレジカウンターを大きくしたいと考えたのが相談したきっかけです。
レジカウンターを広くするためには、既にそこにある商品の別の置き場や棚も作らないとならなかったり、床の工事も必要になりました。
そこでビジネスコネクトふじのみやに相談して、カウンターを新しくするための補助金の申請に関する支援をお願いしたんです。
補助金の申請を行うのは初めてでした。それどころか、コロナ禍もあり、先行き不透明な中での新しい設備投資でしたので、何ができるかという所からの相談でした。
相談してからは迅速にキャッチボールが進み、手探りながらも無事申請を行うことができました。
補助金というと、銀行さんや行政書士さんに投げてしまいがちなんですが、ビジネスコネクトふじのみやにいろいろサポートしていただきながら、自分の手でやったことによって、大変さだけではなく、補助金としての本質を理解して申請することができました。
その後も色々ご相談させてもらって断念したものもありますが、最初にサポートを得ながら自分の手でやったことによって、申請のポイントみたいなものもわかったので、そういう面で、やってみて良かったと思いました。
先をみすえた環境整備
基本はやっぱり酒屋であって、お酒を通じてお客様に喜んでもらうことがメインなので、そんなに目新しいことは考えていませんが、メインの業務である接客の効率化や、従業員さんの働きやすさや環境整備などを意識した設備投資や改革を行っていきたいと考えています。
具体例を一つ挙げると、これまでは月曜日だけだった定休日を日曜日と月曜日の2日間に増やしました。
これはかなり思い切った改革だったと思います。半年前に告知をはじめて、店頭での告知やチラシだけでなく従業員さんからの声がけも行ったおかげで、ネガティブな意見は少なかった印象です。
コロナ禍を経て、在宅ワークが増えて自由な時間が増えてきているし、また最近では有給が取りやすい時代です。これまで日曜日に来ていたお客様も平日に来やすい世の中になってきていると思います。平日の方が道もすいていますし。
あとは、当店ではお酒の知識だけでなく付帯する色々な情報が求められる面もありますので、従業員さんが自由な時間で見分を広げたり情報収集に使える時間を増やすことで、結果的にお客様の満足度の向上に繋がると考えています。
他にも、今後求人を募集して若い人達に来てもらうためにも、週休2日は避けては通れないと考えて、やれるときにやっといた方が後々いいだろう、となりました。
人と人で商売するというこだわり
短期で売り上げを出すことは実はそんなに難しいことではなくて、継続して売り上げを上げていくほうが、短期的な売り上げを考えるよりもよっぽど難しいと思っています。そういう意味で私たちはオンラインでの販売を行っていません。
できるだけ顔を合わせ、お話をしながら商いをしたいという思いや、人と人とのお付き合いを大切にしたいという思いがあり、ご注文は最低「お電話」で承っています。
とはいえ、こだわりが強すぎて独りよがりでもいけないので、見せ方も心掛けています。どうしても専門店って知らない人は入りにくいと思うんです。そういうハードルをなくしてあげる努力もしています。
自分たちが楽しめるような仕事を。
お酒って、造っている人の性格がはっきり出るんです。几帳面な方の作る酒はカチッとしたお酒ですし、いつもニコニコしている方のお酒はなんとなくそういうタイプに仕上がっています。そういうことをお客さんに繋げていくことが私たちの仕事だと思っています。
お酒は楽しむものなので、日々楽しく。自分が楽しくないと人も楽しくないというのが酒屋だけでなくすべての商売の基本ではないかと思います。
数字はあとでついてくるものという感覚でやっています。自分たちの選んだ商品に魅力があればお客さんは来てくれると思いますが、自分たちが楽しめるような仕事をしないと、人は離れて行ってしまうんじゃないかなと思います。
ネットの発達した社会だからこそ、人がついてきてくれるような、人を大事にした仕事をしたほうが、先々いい結果が出てくるんじゃないかと思います。
事業者情報
- 店名:酒舗よこぜき
- 住所:〒418-0057 静岡県富士宮市朝日町1-19
- 電話番号:0544-27-5102
- ホームページ:https://www.yokozeki.info/
- Facebook:https://www.facebook.com/syuhoyokozeki/
- Instagram:https://instagram.com/yokozeki.info