あさぎりフードーパークの魅力をトレーラーハウスでさらに活性化したい

ビジネスコネクトふじのみやにて、「株式会社エリアノ」と「あさぎりフードバーク」のマッチングをサポート。マッチング後もスタイルキャビン設置に関わる調査等でサポート。
※写真左:あさぎりフードパーク協同組合 専務理事 遠藤さん
※写真右:株式会社エリアノ 共同代表CIO 武田さん

  • 株式会社エリアノ
  • 業種:スタイルキャビン事業・建築設計事業
  • 創業日:2019年6月6日

取り組みのきっかけ

【エリアノ 武田さん】
株式会社エリアノでは、現在スタイルキャビン事業として、トレーラーハウスの企画・設計・納車に力を入れています。その事業を進める中で、様々な経緯から富士宮商工会議所経由であさぎりフードパークの遠藤さんをご紹介頂きました。

あさぎりフードパークを最初に見た時は、環境や食材などが充実していて楽しめる空間だなと感じました。コロナ禍で行動が制限される中でアウトドアに注目が集まっている事を受けてということもありますが、一番はこんな素晴らしい場所の魅力をスタイルキャビンでさらに活性化したいと考えた所からスタートしています。

【あさぎりフードパーク 遠藤さん】
あさぎりフードパークでは、2020年の6月頃にアウトドア人口の増加を受けて敷地内にキャンプ場をオープンさせたのですが、もう一つプラスできるものが欲しかった。そこでエリアノさんのスタイルキャビンをキャンプ用の設備として使用する案は面白いと思いました。

取り組みを進めてみて

【あさぎりフードパーク 遠藤さん】
ご利用いただいた方の9割以上に高評価を頂きました。今後はご利用者全ての方の満足度をあげることが目標です。
キャンプ場は1月~2月は閉めていますが、暑さ・寒さも気にならないスタイルキャビンなら1年通して運営できることも強みです。

コロナ禍でのオープンだったので、フードパークはキャンプ場の各サイト間を広くとっています。さらにスタイルキャビンなら外部と切り離された空間なので感染対策にもなる。

今回の取り組みはお互いの相乗効果を産むと考えています。フードパークではキャンプ場の訴求力が高まって、エリアノさんはスタイルキャビンの訴求力が高まる、お互いにとってバランスの良い関係にあります。

【エリアノ 武田さん】
フードパークの皆さんが「この施設を活性化させたい」と思ってくださっていたことが大きかったと思います。関係各所に周知していただき、その追い風を受けて私達も首都圏でのテレワークやワーケーション利用促進という事をテーマに、この空間で過ごすことの魅力を様々なツールを使って発信していました。

私達のスタイルキャビン事業では、設計を1級建築士が行っているということが強みの一つになっています。
トレーラーハウス業界で1級建築士が関わっているものはほとんどありません。デザインや機能性は保証されていますし、私を含めてMBA(経営学修士)をもつスタッフもいるため、作った後の運用までをちゃんと考えることができます。このケースは業界内でも珍しく、こだわりの強い職人気質なデザイナーと経営を理解した人間がうまく絡み合う事でビジネスとして成り立たせていけるというふうに考えています。

マッチングについて

【あさぎりフードパーク 遠藤さん】
最初は難しく感じていました。利益配分やメンテナンス・清掃をどうするか、お客さんはどのくらい来るんだろう、とか。でもスタートしたらお客さんが予想以上に来てくれたので、まさに案ずるより産むが易しでしたね。どうしても未知のこと、初めてのことだったので不安はありました。
スタイルキャビンの許認可関係はエリアノさんにお任せして、地域のことに詳しい我々がそのほかの課題を解決するために各所奔走して・・・というふうにお互いの出来ることをやりながら取り組みました。

【エリアノ 武田さん】
ビジネスの可能性は非常に強く感じました。お世辞を言うわけではないですが地域性の良さも一つの要素だと思います。
私達のような首都圏の人間が入ってきて何かを始めることに抵抗感を覚える方は少なからずいらっしゃると思います。そんな時に商工会議所のような地域に根付いた組織が間を取り持って下さることで信頼度が全然違いますし、マッチング後のフォローもしっかりとしてくださることは本当にありがたいです。

今後について

【あさぎりフードパーク 遠藤さん】
キャンプ場との差別化を図りながらスタイルキャビンの特別感を感じてもらいたいと思っています。今は、言ってしまえば「テントなしでキャンプができるスタイルキャビン」ですが、最終的には手ぶらでキャンプが楽しめるくらいまで利便性を高めていきたい。
あさぎりフードパークは、地元の食材を使ったレストランや、体験施設、Eバイクなど、一日中楽しめる施設です。単なるキャンプ場以上の付加価値として、今後もスタイルキャビンをPRしていきたいと考えています。

【エリアノ 武田さん】
私たちの方でも、使っていただいた感想や改善点を次に生かしたいと考えていて、どんどんスタイルキャビンを改良できればと思っています。あさぎりフードバークというシンボリックな施設の中で、スタイルキャビン自体も特別な場所に進化していってもらいたいと考えています。今後も仕事を通して様々な方たちとお会いして刺激を受けて、前向きに自分たちがいいと思うものをお客様にも広めていくことができれば一番嬉しいですね。

事業者情報

  • 社名:株式会社エリアノ
  • 住所:〒153-0064 東京都目黒区下目黒1-8-31-204
  • 電話:03-5747-9459
  • ホームページ:https://areano.jp/