常に最先端でいることが、会社の価値やひいては地域の価値向上に繋がる。

ビジネスコネクトふじのみやにて、ものづくり補助金の申請や事業計画書の作成をサポート。

  • 株式会社藁科組
  • 業種:建設業
  • 2022年に新規ICT建機を導入

支援を受けるきっかけ

藁科組では、建設業の中でも土木工事をメインに行っています。道路・河川・農地整備などを行っており、他にも橋梁補修なんかも最近受注しています。割合としては、公共工事が多いです。

支援を受けるきっかけですが、藁科組では今後、より規模の大きな公共工事を行うために最新機器の導入を検討していました。
当初は測量用のドローンと、データを処理するためのソフトウェアや機器等の購入のための補助金申請を検討していました。
諸般の事情で、その購入は先送りになったのですが、その時の採択結果を見ていたら、ICT建機が採択された結果を見つけたんです。メーカーに問い合わせたら、県内でも似た事例で採択された事例もある、という事だったので、富士宮信用金庫の上野支店に相談しに行ったのがきっかけです。その時にビジネスコネクトふじのみやのことも教えていただきました。

導入した重機

ICT対応の建機というのは、情報通信技術を取り入れた重機のことです。今回導入した建機はICT対応バックホウという建設機械の一種で、建機に3次元設計データを取り込み、堀削等の操作ガイドや操作コントロールを行ってくれる最新の重機です。

公共工事、特に県の公共工事ではICT重機の導入を推進・指定していたり、工事の規模が大きくなればなるほどICT重機が必要になってきます。
熟練の職人さんなんかはあまりICT建機を使いたがらない傾向もあるようですが、藁科組としてはそういった大規模な公共工事の受注を増やすことも視野にいれて、積極的に導入を進めています。

支援を受けて

重機入替のタイミングの時に補助金が使えるかどうかを調べたことがありましたが、実際の細かい所はサポートしていただいた中で進めていったという形です。申請自体はサポートもしていただいたので、そこまで大変ではありませんでした。業務の合間にやらなければならないことが増えるという点はどうしてもありますけど。

今回はコーディネーターの安川さんにサポートしていただいたのですが、打合せしていく中でどんどん申請に必要な事業計画書が出来上がっていくのにはびっくりしました。スピーディーにどんどん資料を作っていただき、5回打合せして最後はほぼ確認するだけ。
文章にする、というところが一番ネックだったんですが、そういった課題も難なく解決して進めていただきました。やっぱり専門家にお願いして正解でした。申請のための知識も豊富だし、何より心強かったですね。

今後の展望

今後は県や国の大規模な仕事を受けられるくらい会社を強くしていきたいと思っています。そのためにはICT建機は重要になってきます。
最先端の重機を入れて受注を増やして、ゆくゆくはドローンでの3D測量などできることを増やしていきたいと思っています。

とはいえ、実はあまりガチガチに目標を立てているわけではなく、毎日楽しく仕事ができることが一番だと思っています。
コロナ禍で世の中大変ですが、自分としては「辛い」と思ったことがあんまりないんです。仕事をする時間は一番長いわけですし。楽しく仕事して、それで生活できることがとても幸せな事だと思っています。

近頃では、学科に「土木科」のある学校も増えてきました。子供のころに重機や働く車が好きだった子供たちがこの業界に進んでくれると嬉しいですよね。我々としては、最先端でい続けつつ、地元の雇用増に貢献できる会社でありたいと考えています。

事業者情報

  • 社名:株式会社藁科組
  • 住所:富士宮市精進川355
  • 電話番号:0544-58-0432