良いものはどんどん取り入れていくことで、常に成長できる

ビジネスコネクトふじのみやで労働保険関係の指導や補助金申請の支援、今回の新店オープンに関しては融資関係の支援。また、補助金関係の支援も実施。

  • 株式会社みいと市場
  • 業種:食肉卸・食料品小売業
  • 創業:平成31年1月

組み合わせの掛け算で地元の食材を元気に。

みいと市場では、「FUJIYAMAダイニングえびす」というお惣菜を専門に扱う店舗をこれまで松野・南部などに3店舗展開していますが、今回富士宮にも出店することになりました。それに伴って、様々な経営の指導や融資、また補助金などをビジネスコネクトふじのみやで支援してもらっています。
「FUJIYAMAダイニングえびす」では、地域循環型という考えを大事にしていまして、地域でとれたものを地域の人たちに気軽に消費していただきたいというコンセプトがあります。

今回出店した店舗の近くにはコンビニもありますし、大型スーパーもありますが、これらを競合と考えるのではなく「新しい需要を作る」というふうに考えています。高齢者の方や少人数の家が増えており、食品ロスも問題になっている中で、気軽に食べきれるサイズのお惣菜に力を入れています。例えばスーパーなどでお買い物をした帰りに、今晩の食卓にもう一品足したくなるようなお惣菜を作っています。そしてそれが地元食材を使ったものであれば、地域の活性化にもつながると考えています。
富士宮には土地のいいものを使った食材がたくさんありますので、それらと組み合わせの掛け算で何倍にも美味しくなるようなお惣菜を提供していきたいと考えています。

支援をうけて

「FUJIYAMAダイニングえびす」は4店舗目になるのですが、出店するにあたっての費用の問題以外にも、手続きや複雑な書式の書類の作成といった大変な作業がありました。そこでビジネスコネクトふじのみやに相談しました。相談させていただく中で、私の中でも店舗のイメージを具体化させることができましたし、事業計画の策定やアドバイスをもらいながら事細かく支援していただきました。

また、富士宮の店舗で他の地域と同じようなサービスを提供するとなると、地域の情報はとても重要です。自分でも現地調査は行いましたが、ビジネスコネクトふじのみやのネットワークから得られた情報はとても有益なものでした。例えば店舗となる場所付近の交通量や人の動きなどの情報から、駐車場の増設を行ったり、お客さんが求める時間帯に合わせたメニュー構成の陳列など、利便性の向上にとても役立ちました。

自分なりの哲学をもって行うサービス展開

コロナ禍の影響もあり、今後は家でお祝い事をする機会が増えてくると考えています。小さなお祝い事だったり、お誕生日や敬老の日の少し豪華な食事だったり。各家庭で大事にしたい記念日などで気軽にオーダーメイドできるオンリーワンのオードブルメニューもやっています。

私は、普段からお客様目線でいるようにしています。仕事を離れていても、入りやすいお店とか停めやすい駐車場を一般のお客目線で見ることが多いです。お店のコンセプトも「有名チェーン店でお惣菜を売ったらどうなるか」からヒントを得たりしていますし、自分なりの哲学で地域の方々のニーズを常に把握しながら必要とされるものを提供して、信頼を勝ち得たいと考えています。


これから創業を考えている方へ

トレンドをつかむことが一番だと思います。食だけでなく、生活面で困っている事はビジネスになります。また私はYoutubeが好きでよく見ていますが、最近言われている「TTP(徹底的にパクる)」も大事です。
一か所ではなく、様々な部分を徹底的に取り入れる。私はあまり年齢や業界、分野などは意識せず、経営に役立ついいものがあったら取り入れるという事を心掛けています。そういった他者の意見でも良いものはどんどん取り入れていくことで、常に成長できると思っています。

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