地域の発展を理念に活動。そんな当たり前のことを続けて20年。

ビジネスコネクトふじのみやで、中小企業デジタル化・業態転換等促進事業費補助金の取得をサポート。

  • 明徳建設株式会社
  • 業種:総合建設業
  • 創業:平成15年4月4日

法人向けから一般住宅まで、総合建設の強みを生かす

明徳建設株式会社は企業や公共機関向けの大規模建設工事の請け負いが主な業務ですが、その中で一般家庭向けの住宅部門を強化することを目的としてFIVE HOME(ファイブホーム)という住宅事業部、さらには不動産に特化したFIVE ONE(ファイブワン)という関連会社を立ち上げました。
明徳建設という総合建設の強みを生かして、自社分譲での土地購入・造成・建物建設というスタイルを構築しました。

この2つの関連会社の立ち上げは、従来からある明徳建設の「企業向けの民間工事や公共工事を専門に行う会社」という固い印象を和らげ、地域の皆様により身近な存在として、不動産の知識を活かし豊富な情報の中からお客様のニーズに合った最適な土地のご提案や、公共施設やマンション、商業施設等の大規模工事を施工できる技術力や一級建築士事務所としての知識を活かして、安全で快適性を確保しながら、デザイン性にも優れた戸建て住宅を提案したいという思いがあります。

ファイブホームのコンセプトとして、建物だけに目を向けることなく、総合建設・不動産会社として社内に在籍する有資格者がこれまで培ってきた「技術力」を戸建て住宅に落とし込むことで、他社とは違う家づくりが実現できているのかなと。そう捉えています。

今回の支援内容について

非接触のオンライン相談システムを構築し、接客予約をオンラインで受け付けられるような機能を導入しました。
コロナ禍の影響で対面による接客が困難になった時に、オンラインで接客する仕組みがないとお客様との接点がなくなってしまうという時期があり、必要性を強く感じてビジネスコネクトふじのみやに相談し、事業規模に合った補助金を教えてもらったという経緯があります。

ITを活かす等の新しい考え方や時代に合ったプロモーション手法のようなものは、建設業界では苦手な分野だと思います。
地元で認知度の高いB級グルメで有名な「富士宮やきそば」は、マーケティングが成功したからあそこまで有名になった訳ではなくて、元々あったものをうまくアピールしていった成果だと思っています。明徳建設でも「技術力」という資源はあってもうまく使えていなかった。 
私はもともとは会計事務所で働いていたという背景もあり、建設業に固執せずに、PRやマーケティングの部分にこれまでの経験を活かすことができればと考えて、試行錯誤しています。

今回の支援についは、前職の税理士事務所の方からのアドバイスがきっかけでした。
申請に必要な資料は、必要に応じて商工会議所の担当の方にアドバイスを頂きながら、自社で作成しました。
以前に別の補助金申請を行った経験があり、その時の経験が資料作成に役立ちました。

富士宮・富士で建設の事なら建設なら明徳建設、と思ってもらえるような取り組みを

地域の皆さまに必要とされる企業であり続けるため、時代に合った新しい取り組みに挑戦していく気概を持ちながら、地元の建設会社として、地域のインフラを支えるという考えは変わりませんし、地域貢献として、本社の近くを流れる清水川の護岸改良工事を受注した事がきっかけで付近の住民の方と交流が深まり、それ以降ボランティア清掃を十数年行っています。
地域の皆さまへの恩返しのつもりで毎年行っていますが、そのおかげで地域にお住いの方々から仕事の依頼をいただけた時は嬉しかったですね。
そんな当たり前のことをこれからも続けていきたいと思います。
その他にも SDGs の一環として小水力発電の申請を行っています。実現できれば地域の電力不足の解消に貢献できると考えています。

富士宮産業フェアへの出展

創立 20 周年の節目の年だったこともあり、2022年に実施された市制80周年・富士宮商工会議所創立75周年の記念事業である「富士宮産業フェア」に、参加させていただきました。家づくりを身近に感じてもらえるようにお子さん向けの工作ブースを設け物作りの楽しさを分かち合うことが できました。地域の皆様にも楽しんでいただけたのではないかと思います。

遠回りのように見えて意外と近道だったり。

お菓子屋さんならケーキ作りが得意だったり、床屋さんなら散髪に自信があったり。事業者なら、本業には技術力に自信を持って仕事をされていると思います。
しかしながら、いざ創業するとなると、本業だけやっていればいい訳ではなく、本業に付帯する資金繰り等の経理や人事、法務等の知識など知っておかなければならないこと等悩みがたくさん出てくると思います。
そういった悩みは、商工会議所や地元の金融機関に相談する事で、良い解決方法を教えてもらえたり、相談しているうちに新しい発想が出る事もあります。
全部自社でやろうとするよりは、本業以外で任せられることはアウトソーシングしてしまったほうが、良いケースもあります。ある程度コストを抑えたアウトソーシング先という事で、地域の発展を理念に活動しているビジネスコネクトふじのみやのような支援先を活用することも有効だと思っています。実際、当社でも相談から補助金の発想に繋がって新規の投資ができました。本業以外のところで迷ったら相談窓口に頼ってみてはいかがでしょうか。

また、私自身前職は建設業とは異なる職種だっただけに、会社を継ぐ際には猛勉強した覚えがあります。継がされるのではなく、自分の意志で継ぐつもりで。時間はかかりますが、方向転換に時間はあまり関係ないと思っています。遠回りのようで近道だったりもするので、相談から始めててみることも良いのではないでしょうか。

事業者情報

  • 事業主名:明徳建設株式会社(総合建設)、明徳建設一級建築士事務所
  • 住所:〒418-0044 静岡県富士宮市大中里1399-14
  • TEL:0544-28-3025
  • ホームページ:https://meitokukensetsu.co.jp/

  • 事業主名:株式会社ファイブホーム(住宅事業)
  • 住所:〒418-0063 静岡県富士宮市若の宮町161(富士宮スタジオ)
  • TEL:0544-27-4118
  • ホームページ:https://fivehome.jp/