培ってきたものすべてを動員して、未来の為にがむしゃらに。

富士宮信用金庫にて、ものづくり補助金の申請をサポート

  • 有限会社 オーミネ倉庫
  • 業種:倉庫業
  • 創業:1996年6月

冷凍に特化する強み

弊社は、創業時から約30年間マイナス25度からマイナス30度の冷凍保存用倉庫を運営しています。ピッキングや運送はせずにお客様の荷物を凍らして保管することに特化した会社です。配達もしますが、それはあくまでサービスとして行っています。
保管しているのはほぼ食品で、県内のメーカーの冷凍食品が多く、約100社の企業様に契約していただいている、という状況です。
メーカーでも冷凍倉庫を持っているところもありますが、土地や経費などの様々な理由でアウトソーシングが必要になるため、そこを弊社でサポートさせていただいています。

また、生鮮食品以外では、精密機械や医薬品なども少しづつ取り扱いを増やしています。医薬品関係は条件が厳しかったり、ひとつのパレットの単価が高額だったりと、色々準備をしながら本格参入の機会を伺っているところです。

現在抱えている課題

新規のお客様の獲得が課題です。
冷凍関係の倉庫は港湾にあることが一般的で、オーミネ倉庫は富士宮の山の中にあります。
そういう観点からみても弊社はまだまだ知名度が低く、じっとしていてもお客様は増えていかないので、地道にダイレクトメールを配信するなど営業活動を行い少しずつ顧客を開拓していきたいと考えています。

冷凍食品は通年で保管されるお客様が少ないんです。例えばアイスやケーキなら夏が多く、おせちや鍋の具材などであれば冬が多くなります。また、水産物や陸産物などの自然のものは天候に影響を受けやすいので、固定のお客様だけだとどうしても操業に波ができてしまいます。
そこをバランスよく、倉庫に無駄ができないように操業していくための開拓が必要になってきます。

現代は冷凍の需要も高まってきていて、フル稼働している冷凍倉庫が多くなっています。私たちは横のつながりを作ることができれば、操業のバランスを取るのがとても容易になり、お互いに大きなメリットを供述できると考えているため、同業他社さんにも声をかけて、協業についての提案もしています。

補助金の活用

今回の補助金申請の目的は、LEDのライトの購入です。
倉庫内に管理用の番号を表記したくても、冷凍倉庫は床が水分で凍らないようにつるつるにコーティングされていて、ペンキを塗ることができません。できてもコストが高くなってしまうし、パレットでこするとすぐ剥がれてしまいます。
そこで、LEDライトで上から照らして影絵のように表示する施工を検討しています。

自動倉庫のように、無人でも荷物を出し入れできるような設備もありますが、コストが高いことと、入庫できる量が少なくなるデメリットがあります。
今の私たちの倉庫は、だだっ広いエリアに専用の枠を設置して空間を無駄なく使って冷凍保管しています。LED方式は、その保管方法にあった管理用の設備だといえます。

無料のサポートなのに、ここまでしてくれる事に驚き

電子申請の手続は、ビジコネの担当者に大部分をお手伝いいただきました。以前は士業の方に有料でお願いしていましたが、無料で相談も申請サポートもしてもらえると富士宮信用金庫さんから伺って、利用させてもらっています。
今後のことも見据えて、全部丸投げではなく、自分たちでもできる事はやりたかったですし、そういう意味でビジコネのサポートはうってつけでした。

申請自体も、自分たちだけではとても大変だったと思います。
書類準備だけでも頭が痛くなるくらいでした。
何何度も電話して色々教わったり、それでも難しくて分からない所はわざわざ来て説明いただいたりと、本当によく助けていただきました。

目指すは「地域でいちばん」

弊社の社長の考えは「地域でいちばん」であり、倉庫業だけでなく、地域への貢献でも一番を目指しています。
そのためには、オーミネ倉庫の事業内容や、会社としての取り組みをもっと色々な方に知ってもらいたいと考えています。
今回のように広報誌に取り上げて頂いたり、小学校の社会科見学でマイナス30度を体験してもらったりして少しずつでも知名度を挙げていければと考えています。
また、自社の駐車場でマルシェのイベントを開催することも検討しています。来場者の方やキッチンカーを運営されている方に冷凍倉庫の事を訴求できるし、地域の活性化にも繋がることも考えれば、やる価値があると思います。

冷凍倉庫業は、一般的な倉庫業よりも売上は高いと思いますが、営業活動も必死でやりますし、色々な方法を試行錯誤しながら仕事を進めています。これまで培ったものすべてを動員して、未来の為にがむしゃらに突き進んでいければと思います。

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